当記事は、
「英語の動詞について詳しく勉強したことない」
「英語の動詞の活用形について詳しく知りたい」
という方のための記事です。
英語の動詞は、英語の基礎として
中学生の頃から勉強しているので
ほとんど理解できてる人が多いでしょう。
しかし、英語で高得点を取るためには
この「ほとんど」をなくして
「完全に」理解できているにしなければなりません。
当記事では、
英語の動詞について隅々まで理解するために
動詞の基礎や活用形について細かく解説していますので、
ぜひご覧ください。
※はじめに私の経歴
私はアメリカ、フィリピン、オーストラリアに1年間留学し、
オーストラリアでは仕事を経験。
TOEICは930点持っています。

上の情報が当記事の
信頼担保になってくれると幸いです。
英語の動詞とは

英語の動詞は大きく分けて2種類あります。
1つ目は
run(走る)
go(行く)
take(取る)
sit(座る)
などの「動き」を表す動詞で、
2つ目は
I am a teacher(私は先生です)
I am happy(私は幸せです)
の「am」など、
前後の言葉をつなぐ役割を果たす動詞です。
主に1つ目の「動き」を表す動詞は
「一般動詞」と言われ、
2つ目の前後の言葉をつなぐ役割を果たす動詞は
「be動詞」と言われます。
では早速これら2つを
詳しく見ていきましょう。
一般動詞

一般動詞は先ほども述べた通り
「動き」を表す動詞です。
日本語でいう
「会う、書く、押す、立つ、飲む、食べる」など
最後が”ウ段”で終わる動詞は
全て一般動詞と言えます。
例:
会う→meet
書く→write
押す→push
立つ→stand
飲む→drink
食べる→eat
一般動詞は他の品詞である
名詞、形容詞、副詞、前置詞などと違って、
物事が「いつ行われたか」によって
その形を変えることができます。
例えば、
「私は紙を取る」と”毎日の習慣”について話すときは
I take a paper
と言いますが、
「私は紙を取った」と”過去”のことを話すときは
I took a paper
と言い、
「私は紙を取っている」と”現在進行中”のことを話すときは
I am taking a paper
と言います。
全て形が違いますよね。
このように動詞は、
物事がいつ行われたかによって
その形を変えることができます。
英語の一般動詞の活用形は
上の活用を合わせて全部で5つありますが、
ただそれについて解説する前に
一旦be動詞について解説したいと思います。
be動詞

be動詞は一般動詞と違って
「am are is was were」 の5つしかありません。
「am are is」は現在のことを話す時に使い、
「was were」は過去のことを話す時に使います。
「am are is」の使い分け方は非常に簡単で、
am=「I」が主語のとき
are=「You」が主語のとき・「複数形」が主語のとき
is=それ以外のとき
です。
例文を挙げてみると
【Iが主語】
I am a teacher
(私は先生です)
【Youが主語】
You are a teacher
(あなたは先生です)
【複数形が主語】
Teachers are genius
(先生たちは天才です)
【それ以外が主語】
A teacher is genius(先生は天才です)
He is a teacher(彼は先生です)
It is happy(それは幸せです)
となります。
また過去のことを話すときに使う「was were」は、
現在形で使っていた「am is=was」に
現在形で使っていた「are=were」に
変えるだけです。
また、be動詞は
前後の言葉をつなぐ役割を果たす動詞で
「〜です」と訳すのが基本です。
先ほどbe動詞の
説明をしたときに出した例を見ても、
I am a teacher
(私は先生です)You are a teacher
(あなたは先生です)Teachers are genius
(先生たちは天才です)A teacher is genius
(先生は天才です)He is a teacher
(彼は先生です)It is happy
(それは幸せです)
全部「〜です」で
終わっているのがわかります。
ただbe動詞は他に、
「〜がある、〜がいる」という意味もあります。
例:
There is a desk
(机がある)There is a chair
(椅子がある)There is a lion
(ライオンがいる)There is a tiger
(トラがいる)
「〜がある、〜がいる」は
There is 〜
と書くので覚えておきましょう。
しかしもし
「机・椅子・ライオン・トラ」が複数だったら、
先ほど話したbe動詞のルール(複数形はare)より
There are many desks(たくさんの机があります)
と書くので注意しましょう。
動詞の活用

先ほどもちらっとお話ししましたが、
動詞は名詞、形容詞、副詞、前置詞などと違い
時制によってその形を変化させることができます。
英語の動詞は全部で5つの活用形があるので
これらを順番に解説していきます。
・原形
・現在形
・現在進行形
・過去形
・過去分詞形
原形

原形は文字の通り
「形のみなもと」です。
つまり、一般動詞でいうと
play go take get make
など動詞の元の形のことで、
be動詞で言うと「be」のことを言います。
現在形

現在形は、動詞の元の形である原形
play go take get make
又はそれらにsをつけた、
plays goes takes gets makes
のことを言います。
現在形というのは、
今現在行っていることを表すのではなく
「習慣的に行っていること」を表します。
例えば、部活やサークルなどで
野球を「習慣的にしている」のであれば、
現在形のplayを使い
I play baseball
と言うことができます。
ただしもし野球を
「ちょうど今している」のであれば、
後ほど説明する現在進行形のplayingを使って
I am playing baseball
と書くのでこの2つの違いは
しっかり区別しましょう。
現在形のsをつけるものとつけないものの違い
先ほど、現在形は動詞の原形
「play go take get make」
又はそれらにsをつけた
「plays goes takes gets makes」
と言いました。
ここからは補足として、
どういうときに動詞に”s”をつけて
どういうときに”s”をつけないのか
解説していきます。
これは非常に簡単で
sをつけないときは主語が「私かあなたか複数のとき」
sをつけるときは主語が「上以外のとき」です。
つまり、
I play
You play
They play、We play、people play、teachers play
はsをつけないで、
He plays
She plays
It plays
などそれ以外のときはsをつけましょう。
現在進行形

現在進行形とは
「今現在行っていること」を
be動詞+動詞ingを使って表す用法です。
例えば、英語の勉強を「今現在行っている」なら
現在進行形のstudyingを使って
I am studying English
と言うことができます。
ingは動詞にただくっつけるだけでなく
動詞によって付け方が違います。
例:
live→living(eを取ってing)
swim→swimming(語尾を加えてing)
play→playing(ただing)
動詞にingの付け方は
別の記事で詳しく説明していますので、
気になる方は下の目次4に書いてある
現在進行形「〜ing」の付け方をご覧ください。
過去形

過去形とは名前の通り、
過去のことを話す際に使う用法です。
動詞を過去形にするときは、
play→ played
のように
動詞の後ろが「ed」で終わるパターンと、
go→went
のように
形が完全に変わるパターンの
2パターンがあります。
これを専門用語でいうと
「規則動詞」「不規則動詞」と言います。
規則動詞
→動詞の後ろが「ed」で終わる不規則動詞
→形が完全に変わる
規則動詞
規則動詞は動詞の後ろに
「ed」をつけるだけですが、
edの付け方が動詞によって違います。
動詞の語尾にedをつける
たいていの動詞は、
動詞の原形の語尾にただedをつけるだけです。
例:
play→played
touch→touched
watch→watched
動詞の語尾にdをつける
動詞の原形の語尾が「e」で終わる場合は、
edのeは省いて「d」だけつけます。
例:
like→liked
take→taked
live→lived
動詞の語尾にiedをつける
動詞の原形の語尾が「子音+y」で終わる時、
yを取ってiedをつけます。
例:
study→studied
↑
子音
try→tried
↑
子音
cry→cried
↑
子音
※ただし、動詞の原形の語尾が
「母音+y」の時はただedをつければよい。
例:
play→played
stay→stayed
enjoy→enjoyed
動詞の語尾に「動詞の語尾の文字+ed」をつける
例えば、
stop(ストップ)
step(ステップ)
rot(ロット)
などは動詞の語尾の文字をもう一度つけて
その後ろに「ed」をつけます。
stop→stopped
step→stepped
rot→rotted
これは短母音というルールで、
上の3つの単語の発音に「ッ」が入るなど
母音が短く発音されるときに使われます。
と言っても難しいので、簡単に言うと
単語の中に「母音が1つしかない」ときに
起こる変化です。
stopを見ても、
「o」以外はどれも子音で
単語の中に母音が1つしかありません。
stepも
「e」以外はどれも子音で、
rotも
「o」以外はどれも子音です。
このように、
単語の中に母音が1つしかなく
アクセントに「ッ」が入るなど
母音が短く発音されるときは、
動詞の語尾の文字をもう一度つけて
その後ろに「ed」をつけます。
※例外あり
kick→kickedなど
不規則動詞
不規則動詞とは、
過去形にするとき形が完全に変わる動詞です。
例えば、
「go」を過去形にすると「went」で
「buy」を過去形にすると「bought」です。
これらは不規則動詞と言われ、
動詞の後ろにedがつかずに
動詞自体が全然違う形になります。
また不規則動詞は
read→read
cut→cut
のように過去形にしても
形が全く変化しないものや、
say→said
pay→paid
のように動詞の語尾ayがaidに変わるもの、
sing→sang
ring→rang
のように動詞の中にあるinがanに変わるもの
など決まった規則によって
変わるものもあります。
しかしこれらは、
少し頭に入れとくぐらいで大丈夫で
たくさん単語を見ていれば自然と身につくので
まずはたくさん単語に触れて覚えましょう。
過去分詞形

過去分詞形とは
「受け身」や「現在完了形」を
表すときに使われる用法です。
動詞から過去分詞形への変化の仕方は、
動詞から過去形への変化の仕方と似ていて、
過去分詞形にも「規則変化と不規則変化」があります。
規則変化は過去形と一緒で、
動詞の語尾にただ「ed」をつけるだけです。
不規則変化は下のように、
過去形の不規則変化と形が一緒のもの。
原形 | 過去形 | 過去分詞形 |
bring | brought |
brought |
形が完全に変わるもの。
原形 | 過去形 | 過去分詞形 |
go | went | gone |
の2パターンあります。
この2パターンの変化の仕方は
下の記事で確認しましょう↓
受け身
受け身とは、
「〜された」と言うときに使う用法です。
例えば、「私は本を取られた」と言うときは
取るという動詞”take”の過去分詞形”taken”を使って
I was taken a book
と言うことができます。
受け身を表すときは、
「be動詞+過去分詞」となるのがポイントです。
他の例:
私は殴られた
→I was punched私は蹴られた
→I was kicked私は驚かされた→驚いた
→I was surprised私はショックを与えられた→ショックをうけた
→I was shocked
全部「be動詞+過去分詞」と
なっているのがわかります。
またもし誰に
殴られたか、蹴られたか、驚かされたか、
ショックを与えられたか明確であるなら、
文の後ろに「by 人」を置くことができます。
例:
私は”彼女に”殴られた
→I was punched by my girlfriend私は”友達に”蹴られた
→I was kicked by a friend of mine私は”先生に”驚かされた→驚いた
→I was surprised by my teacher私は”親に”ショックを与えられた→ショックをうけた
→I was shocked by my parents
現在完了形
現在完了形とは、
経験
→現在までに完了したことがある完了
→現在たった今完了した継続
→現在までに完了せずに続けている結果
→現在までに完了してその結果どうなったか
の4つの方法があります。
現在完了形については
別記事で紹介しているので、
こちらの記事をご覧ください↓
まとめ

今回の記事をまとめると、
動詞には動きを表す「一般動詞」と
前後の言葉をつなぐ役割を果たす「be動詞」の
2種類がある。
動詞は名詞、形容詞、副詞、前置詞などと違い
時制によってその形を変化させることができ、
全部で5つの活用形がある。
・原形(動詞の元の形)
・現在形(習慣的に行なっていること)
・現在進行形(今現在行なっていること)
・過去形(過去のこと)
・過去分詞形(受け身や現在完了形)
でした。
頻出する単語の過去形や過去分詞形など
覚えないといけないものはしっかり覚えて、
「ほとんど」動詞を理解している人ではなく
「完全に」動詞を理解できている人になりましょう。
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