アメリカ英語とイギリス英語って同じ英語なのに何が違う?4つの観点から解説

英語の本質的な違い

当記事は、

アメリカ英語とイギリス英語って同じ英語なのに何が違うの?
「2つの違いを簡単に区別できる方法ってあるの?」

と疑問に思っている方向けの記事です。

 

 

英語の勉強をしていると、

 

・同じ単語なのに違う発音(water → ウォーラー ウォータ)
・同じ意味でも違う単語(秋 → fall autumn)
・同じ意味でも違う形の単語(色 → color colour)

 

この違いってなんだろう?

と考えたことがある人は多いと思います。

 

 

実はこれ、アメリカ英語とイギリス英語の違いです。

当記事ではこういったアメリカ英語とイギリス英語の違いを

下の4つの観点から解説していますのでぜひご覧ください。

 

・スペルの違い
・文法の違い
・単語の違い
・発音の違い

 

 

※はじめに私の経歴

私はアメリカ、フィリピン、オーストラリア

に1年間留学し、

オーストラリアでは仕事をしていました。

 

 

日常生活だけでなく

ビジネス英語もある程度は理解でき、

TOEICは930点持っています。


上の情報が当記事の

信頼担保になってくれると幸いです。

アメリカ英語とイギリス英語を使う国の違い

アメリカ英語を話す国

アメリカ
カナダ
メキシコ
プエルトリコ
一部の南米諸国
フィリピン
日本
韓国
中国
リベリア

イギリス英語を話す国

イギリス
アイルランド
イラク
イラン
パキスタン
インド
バングラデシュ
タイ
シンガポール
オーストラリア
ニュージランド

 

上の国から、

 

・アメリカ英語を話す国は世界地図の右側
・イギリス英語を話す国は世界地図の左側

 

に集まっていることがわかります。

文法の違い


アメリカ英語とイギリス英語では、

使われる文法が少し違います。

アメリカ英語では「take」イギリス英語では「have」

アメリカ英語”take”とイギリス英語”have”は

それ自体にあまり意味がない「軽動詞」として使われるとき、

同じ意味になります。

 

例:

「シャワーに入る」
アメリカ英語:I take a shower
イギリス英語:I have a shower

「お昼寝をする」
アメリカ英語:I take a nap
イギリス英語:I have a nap

「見る」
アメリカ英語:I take a look
イギリス英語:I have a look

「休憩する」
アメリカ英語:I take a break
イギリス英語:I have a break

「座る」
アメリカ英語:I take a seat
イギリス英語:I have a seat

アメリカ英語では「過去形」イギリス英語では「現在進行形」

アメリカ英語では普通に過去形を使うところを

イギリス英語では現在完了形を使って表します。

 

例えば「チャンスを得た」という文は、

アメリカ英語では得たのが単純に過去のことと考えるので

アメリカ英語:I got a chance

と書きます。

 

しかしイギリス英語では、

チャンスを得たのは過去のことだけど

ある一定の期間は「チャンスを得続けている」という

イメージを持っているので現在完了形を使います。

※明らかに現在完了形を使う場合はアメリカ英語でも現在完了形を使う。

チャンスが今も続いているのであれば、現在完了形で
I have got a chance

チャンスを前に失ったのであれば過去完了形で
I had got a chance

 

また、イギリス英語では現在完了形と合わせて

よく「just already yet」が使われます

 

一方、アメリカ英語では過去形と一緒に

「just already yet」が使われます。

 

例:

「ちょうど宿題終わった」
アメリカ英語:I just finished my homework
イギリス英語:I have just finished my homework


「もう既に宿題終わった」
アメリカ英語:I already finished my homework
イギリス英語:I have already finished my homework


「宿題まだ終わってない」
アメリカ英語:I didn’t do my homework
イギリス英語:I haven’t done my homework yet

アメリカ英語では「Do you〜?」イギリス英語では「Have you〜?」

先ほど同様イギリス英語は

現在完了形のイメージが強いので、

質問する時も頻繁に現在完了形が使われます

 

しかし、アメリカ英語で質問する時は通常通りです。

 

例:

「本買いましたか?」
アメリカ英語:Did you buy a book?
イギリス英語:Have you bought a book?


「お金持ってきましたか?」
アメリカ英語:Did you bring the money?
イギリス英語:Have you brought the money?

アメリカ英語では「will」イギリス英語では「shall」

アメリカ英語で”will”は未来を表します。

それと同じでイギリスでは「I we」が主語のとき

shall”を使って未来を表します。

 

例:

「ショッピングに行く予定です」
アメリカ英語:I will go shopping
イギリス英語:I shall go shopping


「全力を尽くす予定です」
アメリカ英語:I will do my best
イギリス英語:I shall do my best

アメリカ英語では「疑問文」イギリス英語では「付加疑問文」

アメリカ英語では普通に疑問文を使って聞く質問も、

イギリス英語では「aren’t you?」のような付加疑問文を使います。

 

例:

「沖縄出身ですか?」
アメリカ英語:Are you from Okinawa?
イギリス英語:You are from Okinawa, aren’t you?


「テニスをしますか?」
アメリカ英語:Do you play tennis?
イギリス英語:You play tennis don’t you?

アメリカ英語では「単数形」イギリス英語では「複数形」

Family(家族)、Team(チーム)Community(コミュニティ)などの

団体を表す英語はアメリカとイギリスで捉え方が違います。

 

例えば、アメリカでは家族は1つのグループとして捉えるので

be動詞は単数形になります。

→My family is

 

一方で、イギリスでは家族は1つのグループだけど

数名で構成されているという捉え方をしているので

be動詞は単数形、複数形の両方を使います。

→My family is、My family are

 

例:

「私の家族はとても優しいです」
アメリカ英語:My family is very kind
イギリス英語:My family is very kind、My family are very kind

スペルの違い


アメリカ英語とイギリス英語では、

少しスペルの形が変わったりします。

アメリカ英語「er」イギリス英語「re」

アメリカ英語で語尾が”er”で終わるものの一部はイギリス英語で”re”となります。

  アメリカ英語 イギリス英語
中心 center centre
劇場 theater theatre
繊維 fiber fibre
リットル liter litre
メートル meter metre


ただし、人を表す”er”や比較級の”er”は

アメリカ英語もイギリス英語も一緒です。

例:player→player(人を表す”er”)、taller→taller(比較級)

アメリカ英語「or」イギリス英語「our」

アメリカ英語でスペルを”or”と綴るものの一部はイギリス英語で”our”となります。

  アメリカ英語 イギリス英語
color colour
flavor flavour
名誉 honor honour
ユーモア humor humour
rumor rumour
harbor harbour
お気に入り favorite fovourite
隣人 neighbor neighbour

アメリカ英語「ize」イギリス英語「ise」

アメリカ英語でスペルを”ize”と綴るものの一部はイギリス英語で”ise”となります。

  アメリカ英語 イギリス英語
組織する organize organise
終了させる finalize finalise
理解する realize realise
記憶する memorize memorise
認識する recognize recognise
謝る apologize apologise

最近ではイギリス英語でも”ize”の

綴りを用いる例が増えつつあるようです。

 

しかしEU の公文書では”ize”ではなく”ise”として綴られているので、

イギリスではまだ”ise”が主に使われていると考えきれるでしょう

アメリカ英語「yze」とイギリス英語「yse」

アメリカ英語でスペルを”yze”と綴るものの一部はイギリス英語で”yse”となります。

  アメリカ英語 イギリス英語
分析する  analyze  analyse
麻痺させる  paralyze  paralyse
電解する  electrolyze  electrolyse

アメリカ英語「ense」とイギリス英語「ence」

アメリカ英語でスペルを”ense”と綴るものの一部はイギリス英語で”ence”となります。

  アメリカ式 イギリス式
免許 license licence
防御 defense defence
違反 offense offence

アメリカ英語「og」とイギリス英語「ogue」

アメリカ英語でスペルを”og”と綴るものの一部はイギリス英語で”ogue”となります。

  アメリカ英語 イギリス英語
対話  dialog  dialogue
類似点  analog  analogue
カタログ  catalog  catalogue
モノローグ  monolog  monologue

 

これが”ogue”ではなく、”gue”だけだと

アメリカ英語もイギリス英語も変わりません。

例:舌→ tongue tongue リーグ→ league league

語尾が「L」で終わる動詞

語尾が「L」で終わる動詞に”ing”や”ed”をつけるとき

アメリが英語ではそのまま”ing”や”ed”をつけることができますが、

イギリス英語では”ling”や”led”と「L」をもう1つ加えなければなりません。

 

  アメリカ英語 イギリス英語
旅行をする(ing) traveling travelling
     (ed) traveled travelled
燃料を注ぐ fueling fuelling
  fueled fuelled
模型を作る modeling modelling
  modeled modelled
ラベルを貼る labeling labelling
  labeled labelled
合図を出す signaling signalling
  signaled signalled

 

例外として、アメリカ英語で「L」が2つある単語は

イギリス英語では「L」が1つになったりします。

例:技術がある→ skillful(米) skilful(英)

その他の変化

上の規則には当てはまらない、変化が不規則なものがこちらです。

  アメリカ英語 イギリス英語
タイヤ tire tyre
小切手 check cheque
ウィスキー whiskey whisky
ヨーグルト yogurt yoghurt
アルミニウム aluminum aluminium
接続 connection connexion

単語の違い


アメリカ英語とイギリス英語では、

同じ意味でも違う単語を使うものがあります。

  アメリカ英語 イギリス英語
fall autumn
candy sweets
映画 movie film
エレベーター elevator lift
お勘定 check bill
店員 salesclerk shop assistant
can tin
ガソリン gasoline petrol
休暇 vacation holiday
クッキー cookie biscuit
クローゼット closet wardrobe
携帯電話 cellular mobile
高速道路 highway motorway
ゴミ pants trousers
サッカー soccer football
紙幣 bill note
祝日 public holiday bank holiday
ズボン pants trousers
セーター sweater jumper
タクシー cab taxi
地下鉄 subway underground
トイレ bathroom toilet
荷物 baggage luggage
yard garden
幼稚園 kindergarten nursery
1階 first floor ground floor
2階 second floor first floor

 

※補足

・イギリス英語で「pants」は日本と同じく「下着」を意味する
・イギリスでは1階は「0階」と考え、2階から「1階」と考える
・日本はアメリカ英語なので、アメリカ英語の方がよく見かける

時間の言い方の違い


普段私たちが使っている時間の言い方はアメリカ英語です。

 

9:00 → nine o’clock
9:15 → nine fifteen
9:30 → nine thirty
9:45 → nine forty five

 

 

イギリス英語での時間の言い方を

日本で教えてるところは少ないですが

海外に行くとよく見かけますのでぜひ覚えましょう

 

9:00 → nine o’clock
9:15 → quarter past nine
9:30 → half past nine / half nine
9:45 → quarter to ten

 

 

”quarter”というのは1/4を意味しますので、

quarter past nine → 9時過ぎて1/4 → 9:15

 

 

half past nine → 9時過ぎて半分 → 9:30

 

quarter to ten → 10時に向かって1/4 → 9:45

 

 

というイメージを持つと覚えやすいです。

発音の違い


アメリカ英語とイギリス英語では、

英語の発音も大きく違ってきます。

アメリカ英語は「R」イギリス英語は「T」をしっかり発音する

英語を聞いてると、

”R”の発音がとても強く聞こえづらい

という経験をしたことがありませんか?

 

それは、日本という国が”R”の発音が強い

「アメリカ英語」を取り入れていることが原因です

 

”R”の発音のせいで、見るとわかるような単語でも

聞くと全然わからなくなります。

 

例えば下の例を見てみましょう。

「car」の発音
アメリカ英語:カール
イギリス英語:カー

「dark」の発音
アメリカ英語:ダールク
イギリス英語:ダーク

日本人だと、「car = カー」「dark = ダーク」

という発音をする方がほとんだと思います。

 

しかし、アメリカ英語では

「car = カール」「dark = ダールク」となっているので

実際に聞くと分からなくなってしまうでしょう。

 

 

そしてもう1つのアメリカ英語の特徴は

”T”の発音が弱くなることです

 

water(ウォーラー)
letter(レラー)
better(ベラー)

 

これをフラッピングと言い、

詳しくは下の記事で解説していますのでご覧ください

逆にイギリス英語ではアメリカ英語と反対で

”R”の発音が弱く”T”の発音が強くなります

 

water(ウォータ)
letter(レター)
better(ベター)

 

”T”はしっかり発音して最後の”r”の発音をほぼしていません。

 

 

アメリカ英語とイギリス英語は

この”R”と”T”の発音が主な違いと言えるでしょう。

 

 

日本語には”R”の発音がなく”T”の発音があるので、

イギリス英語の方が聞き取りやすく発音しやすいと言われています。

 

しかし習っているのはアメリカ英語…

 

でも日本人にとって苦手なアメリカ英語を最初にマスターしてしまえば

イギリス英語は簡単にマスターできるので、

アメリカ英語を先に学ぶことがネイティブへの近道になるでしょう。

イギリス英語は母音を日本語と同じように発音する

イギリス英語が日本語に似ているのは、

”R”の発音が弱く”T”の発音が強いだけではありません。

 

他にもイギリス英語の「母音」の発音の仕方も日本語に似ています

 

例えば下の単語を見てみましょう。

「dog」の発音
アメリカ英語:ダーグ
イギリス英語:ドーグ

「can’t」の発音
アメリカ英語:キェァント
イギリス英語:カント

アメリカ英語の場合”a”の発音が日本語でいう

「あ」と「え」の間の発音になっていますが、

イギリス英語では母音がそのまま発音されています。

 

 

【覚え方】

 

イギリス英語
→日本語のように、”R”の発音が弱く”T”の発音が強い。母音がしっかり発音される。


アメリカ英語

→その逆

まとめ


英語は元々イギリスで誕生し、

移民によってアメリカに運ばれたと言われています。

 

それからイギリスでは英語が徐々に発展し、

今の「イギリス英語」と呼ばれるまでに進化しました。

 

一方で、アメリカではそれほど英語が進化せずに今に至っています。

 

つまり昔のイギリス英語が今のアメリカ英語に近いということなので、

昔はイギリスでもしっかり”R”が発音されていたということですね。

 

 

 

他にも色々な英語の違いが気になる方は

下の記事も併せて読んでください。

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