ネイティブでも間違った
使い方をすると言われる「lie」と「lay」
あなたはこの違いがわかりますか?
”lie”は横になるという意味で使われるとき
過去形が”lay”になるため、
「lie」の過去形lay
「lay」の現在形lay
の区別が分からなくなってしまうことが
多々あります。
当記事では、そういった人のために
「lie」と「lay」の違いについて
わかりやすく解説していますので
ぜひご覧ください。
結論から言うと、
「lie」と「lay」の違いは
lie→横になる
(lie、lay、lain、lying)
→ウソをつく
(lie、lied、lied、lying)
lay→横に寝かせる
(lay、laid、laid、laying)
です。
※はじめに私の経歴
私はアメリカ、フィリピン、オーストラリアに1年間留学し、
オーストラリアでは仕事を経験。
TOEICは930点持っています。

今はブログやツイッターを軸に、
留学で培った経験を発信しています。
上の情報が当記事の
信頼担保になってくれると幸いです。
「lie」の意味

”lie”の意味は
「横になる」です。
例えば、
・ベットの上で横になる
・ソファの上で横になる
・床の上で横になる
と言うとき
何かに横になっていますよね。
こういったときに”lie”を使います。
例:
I lie in my bed
(ベットの上で横になる)
I lie on the sofa
(ソファの上で横になる)
I lie on the floor
(床の上で横になる)
このとき、”lie”の後ろには
「in」「on」「under」
などの前置詞をつけましょう。
例:
lie in→〜の中で横になる
lie on→〜の上で横になる
lie under→〜の下で横になる
また、”lie”は「横になる」の他に
実はもう1つ意味があります。
それは「ウソをつく」です。
例えば、
・彼は私にウソをついた
・彼女は年齢をウソついた
・ウソをつくな
と言うとき
誰かにもしくは何かを
ウソついていますよね。
こういったウソをつくと言うときにも
”lie”を使います。
例:
He lied to me
(彼は私にウソをついた)
She lied about her age
(彼女は年齢をウソついた)
Don’t tell a lie
(ウソをつくな)※”lie”は名詞にもなり「ウソをつく=tell a lie」という言い方もできる
”lie”の後ろは
「to 人」で人にウソをついた。
もしくは「about 〜」で
〜をウソついたと言うことができます。
ちなみに”about”の後ろは
上の例文では名詞になっているが、
動詞を置くこともできます。
例:
I lied about going to school
(学校に行ってるとウソついた)※動詞は「ing」形
このように、”lie”には
・横になる
・ウソをつく
の2つの意味があるので
覚えておきましょう。
また、”lie”が
「横になる」という意味で使われるときと
「ウソをつく」という意味で使われるときでは
動詞の活用形が異なるので注意しましょう。
原形 | 過去形 | 過去分詞形 | 現在進行形 | |
横になる | lie | lay | lain | lying |
ウソをつく | lie | lied | lied | lying |
「lay」の意味

”lay”の意味は
「横に寝かせる」です。
”lie”は自分が横になるのに対して、
”lay”は誰かや何かを横に寝かせます。
また”lay”は横に寝かせるの他に
「下に置く」というニュアンスも強いので、
どちらの意味も覚えておきましょう。
例:
He laid me down on the sofa
(彼は私をソファの上に寝かせた)
I laid my books on the floor
(本を床の上に置いた)
She laid all her money on the table
(彼女はお金をすべてテーブルの上に置いた)
上の例文を見ての通り、
”lie”には後ろにすぐ前置詞がきたのに対して
”lay”は後ろに寝かせる人や物が必ずきます。
これは”lie”は自分自身が寝るのに対して
”lay”は誰かや何かを寝かせるという意味だからです。
よって、
lie+前置詞
lay+人や物
となります。
ちなみに、”lay”は「寝かせる」という意味で
もともと受け身になっているので、
もしさらに受け身にして「I’m laid」と使うと
寝かせるの受け身「横に寝かせられる」となり、
つまり自分自身が「横に寝る」に戻っちゃいます。
まとめ

今回の記事をまとめると、
lie→横になる
(lie、lay、lain、lying)
→ウソをつく
(lie、lied、lied、lying)
lay→横に寝かせる
(lay、laid、laid、laying)
I’m laid→横に寝かせられる→横に寝る
lie+前置詞
lay+人や物
でした。
ではこれらの違いを踏まえて、
最後に問題です。
刑事ドラマでよく見る「銃を床におけ!」
は”lie”と”lay”のどっちを使うでしょうか。
カチッカチッカチッ…
答えは、「lay」でした。
なぜなら自分自身が横になるのではなく、
「銃」という「モノ」を横に寝かせろ。
つまり下に置けとお願いしていますよね。
よって、
「モノ」を寝かせているので
”lay”を使います。
Lay down your gun(weapon)
「銃(武器)を下に置きなさい」
これで「lie」と「lay」の
違いや使い分けは以上になります。
ご覧くださりありがとうございました。
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気軽にツイッターに質問してください。
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